重要なお知らせ
更新日:2016年7月15日
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肉用牛と言うと、すべて和牛と思われる人もいるかも知れません。しかし、これは間違いです!
肉用牛とは、食肉とすることを目的として飼養されている牛のことをさします。
もちろん和牛は肉用牛ですが、和牛のほかにも肉用牛はたくさんいます。
和牛とは、日本に昔から生息している在来種に外国の品種をかけ合わせ改良した牛のことで、4種類(黒毛和種・褐毛和種・日本短角種・無角和種)あります。
日本では平成30年2月現在、肉用牛が251万4千頭飼養されており(肉用種・乳用種あわせて)、このうち和牛(肉専用種)は170万1千頭です。
和牛の97%を占めているのが、この黒毛和種です。和牛の肉に特徴的である美しい大理石模様のような「霜降り肉」を生産します。
現在、全国で広く飼養され、とくに九州南部、中国、関東、東北、北海道などに多く分布しています。
熊本県と高知県で飼われていた朝鮮牛を基礎とした赤牛に、明治以降にシンメンタール種や朝鮮牛を交配し、改良した品種です。
性質は温順で、強健の上、耐暑性に優れ、粗飼料の利用性がよいなどの特徴があります。
東北北部原産の肉用種で、アメリカから輸入されたショートホーン種とデイリー・ショートホーン種を交配して改良がすすめられました。
毛色は濃赤褐色、和牛としては大型であり、粗飼料の利用性に富み、放牧適性が高く、粗放な放牧でも野草を採食する能力に優れているのが特徴です。性質も温順で、雌牛は産乳量に優れ、子育てがよいのも特徴です。
山口県阿武郡で在来和牛をアバディーン・アンガス種によって改良して生まれた品種です。
毛色は黒毛和種よりも黒が強く、鼻鏡や蹄も黒いのが特徴です。また、雌雄ともに完全に角がありません。
交雑種とは、品種名ではありません。主に、ホルスタイン種のメスに黒毛和種のオスを交配した牛のことを言います。
ホルスタイン種の大きい特徴と黒毛和種の肉質の良さを受け継ぐため、ホルスタイン種よりも肉質が良く、黒毛和種よりも大きいという中間型の特徴を示します。
この他にも、和牛間交雑種や肉用種と乳用種(ホルスタイン種以外)を交配させた交雑種もあります。
外国が原産国であり、毛色は白や黒、茶色など、角も驚くほど長いものもあります。
ここには、代表的な品種名を掲載しました。
ここに掲載した内容は、中央畜産会ホームページを参考にしています。
詳しく知りたい方は、「畜産ZOO鑑」(外部サイトへリンク) をご覧ください!
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