重要なお知らせ
更新日:2022年8月9日
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農業水利施設は農業生産を支える農業用水の安定供給や良好な配水条件の確保をはじめ、防災減災対策や生態系保全などの重要な役割を担っていますが、本県の農業水利施設の多くは造成から長期間経過しており、老朽化による機能低下や不具合の発生等が危惧されています。
それらを未然に防止するためには、施設管理者による施設の日常点検や定期的な機能診断、その結果に基づく劣化状況に応じた保全対策の実施など*ストックマネジメント手法による施設管理が重要となっています。
この取り組みを進め農業水利施設の適切な保全管理を図るため、令和4(2022)年7月21日(木曜日)に、農業用ため池を対象に機能診断(1次診断(簡易診断))の研修会を開催しました。
会場は那須塩原市寺子地区にある熊久保望田水利組合ため池で、管内の農業用ため池管理者及び市町担当者が参加しました。栃木県土地改良事業団体連合会職員が講師となり、記録表に記入しながら実際に1次診断(簡易診断)を行いました。
こうした研修会により、施設管理者が1次診断(簡易診断)技術を習得し、日常管理と併せて1次診断を実施するとともに、定期的に2次診断や3次診断を実施することで計画的な補修や更新等につながり、適切な保全管理が図られていきます。
1次診断時に注意すること
〔ため池〕第1次診断記録表
定期的に、水路や堰、ポンプなど施設の診断を行い、施設が壊れる前に補修して、施設を長持ちさせることで、維持管理に係る費用を節約する管理方法のことです。
身近な物で例えると「車」です。車も点検や整備をしないで使い続けると、突然、エンジンがかからなくなってしまうかもしれません。新しく買い換えるにもお金がたくさんかかります。
そうならないためにも、日々の管理や定期的点検による部品等の交換で長持ちさせています。このことは「ストックマネジメント」であり、農業水利施設でも同じです。
お問い合わせ
那須農業振興事務所
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