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更新日:2010年11月30日

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第9章 PTA会員の参加の向上

第9章 PTA会員の参加の向上


 集まる人が少ないことは、どこのPTAにも共通した悩みです。
 会員の参加を向上させるためのポイントは、どんなことですか。


1 参加を高めるチェックポイント

 これまでにPTA活動に参加し、自分の子どものためにプラスになる経験を持ったことのある会員は、その後のPTA活動への関心が高まり、参加率も高まります。PTA活動は、まず、会員の参加率を高めることが大切です。平成8年4月24日の生涯学習審議会答申『地域における生涯学習機会の充実方策について』では、PTA活動の活性化のために「組織的な活動ばかりでなく、個々の会員が各自の都合に合わせて柔軟に参加できるような多様な活動形態を工夫するとともに、職業を持つ人々が参加できるよう夜間や休日に活動の時間を設定するなどの工夫も考えられる。」と言っています。
 しかし、現実には、集まる人の少ないことがPTAリーダーの共通の悩みです。参加を高めるために次のような点をチェックしてみてはどうでしょうか。

2 会員の声を聞く

 アンケートや話し合いによって、会員がどのような活動を希望し、どのような要求を持っているかを調査します。それに基づいて活動内容やテーマを選定することで、参加率を高めることができます。会員の声を聞くことは、PTAの事業計画立案にどうしても欠かせないことの一つです。年度始めの定期総会に提出される年間計画の立案の段階でも、各委員会における活動計画作成の段階でも、それぞれの立場から会員の声を取り上げることが必要です。

3 期日や時間を考える

 なるべく多くの会員が集まりやすい日時を考えることも大切です。平成8年7月の中央教育審議会第1次答申でも、「PTA活動の重要性と今日の現状を踏まえ、PTAに対しては、その会合を夜間や休日に開催するなど、保護者等が一層参加しやすい環境づくりに努める」と言っています。
 都市と農村では、集まりやすい時間も違うことがありますので、よく会員の声を聞いておきましょう。また、毎月の例会、グループ活動などは、できるだけ日時や曜日を固定しておくことも一つの方法です。そうすれば、お互いに予定をやり繰りできます。

4 集会の場所を選ぶ

 一般にPTAの会合は学校でやるものだという思い込みがありますが、これも一考を要します。公民館等地域社会にある施設を利用することもできますし、時には会員の私宅でも開くことができます。集まるメンバーの特質や活動内容に応じて、皆が集まりやすい所でやるように心掛けてはどうでしょうか。

5 小集団での活動を

 活動の形は、全校・学年・学級・地域など、活動の目的や内容によって集団の大きさが違ってきますが、できるだけ小さな単位での活動を多くすることが、参加率を高めるコツです。小集団で活動することによって、参加メンバーの責任意識が高められますし、共通の問題や身近な問題が見つけやすくなることによって、活動を活発にすることができます。

6 学習方法の工夫

 テーマや出席者の人数によって、話し合いの方法を工夫したり、映画・ビデオを利用した学習を取り入れ、魅力ある集会にしたいものです。また、話し合うことを事前に知らせておく、当番制などを設けて役割分担を明確にする、ゲームや歌を取り入れて雰囲気作りをするなどの工夫も必要です。

7 広報活動を盛んに

 会合の案内を工夫する、集まれない会員の声を集めて広報するなど、各委員会、学年・学級の広報を盛んにすることも、会員の関心を高め、次回への参加意欲を強めるために大切なことです。また、活動の結果は、必ず出席できなかった会員にも連絡しましょう。

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生涯学習課

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