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更新日:2011年12月19日

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腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオはこんな菌

腸炎ビブリオの電子顕微鏡写真

腸炎ビブリオは、1950年に大阪府で発生した食中毒事件を契機に、世界で初めて発見された食中毒菌です。この事件では、患者272名のうち死者が20名にもなる食中毒事件となりました。

腸炎ビブリオは、沿岸の海水域や、河川が海に流れ込む場所(汽水域)に生息しており、夏場(海水温17℃以上)になると増殖します。他の菌に比べて、増殖スピードがとても速く、2~3時間で数十万倍になります。

海に住んでいるので塩分(約3%)を好みますが、真水には弱いです。また、加熱に弱く、低温では増えにくくなります。

どんな特徴がありますか

  • 塩分(約3%)を好む
  • 真水に弱い
  • 加熱に弱い
  • 低温で発育しない
  • 増殖スピードがとても速い

どんな場所にいますか 

海水、魚介類(特に夏場)、海泥

どんな食品が原因となりますか

魚介類・貝類(刺身、寿司、ゆでだこなど)

魚介類を調理した手指や調理器具を介して汚染された食品

どんな症状ですか

主な症状は、激しい腹痛、下痢、嘔吐などです。潜伏期間は10~24時間(短い場合で2~3時間)です。

予防のポイント

  1. 魚介類は、わずかな時間でも冷蔵庫に保管しましょう。(できれば4℃以下)
  2. 冷凍品の解凍には、冷蔵庫や電子レンジを使いましょう。(室温解凍はやめましょう)
  3. 魚介類は、調理前に流水(水道水)で良く洗いましょう。
  4. 使った調理器具は、よく洗浄し、熱湯や消毒液で消毒しましょう。手は石けんでよく洗いましょう。
  5. 魚介類用まな板や包丁は、野菜用と使い分けをしましょう。
  6. スーパーなどで購入した寿司や刺身は、すぐ持ち帰り速やかに食べるようにしましょう。食べる時間にあわせて出前してもらうようにしましょう。 

 

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お問い合わせ

生活衛生課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館5階

電話番号:028-623-3109

ファックス番号:028-623-3116

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