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更新日:2022年9月12日

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西の原頭首工

概要

 本地域は、那珂川の右岸に位置する水田地帯で、用水源は那珂川の支流である箒川です。

 この河川は比較的渇水量が豊富ですが、豪雨時には河床変動が甚だしく取入堰は毎年流失し、多大な被害をもたらしていました。これらの水利状態を改善するため、西の原堰と小川堰の統合を行い、箒川の福原地先にコンクリートの近代的な取水施設を完備しました。また、幹線用水路及び支線用水路の新設、改修も併せて行いました。

 現在は、水利状況は改善され、大田原市、那珂川町、那須烏山市にまたがる965haもの受益地に農業用水を届けています。

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西の原頭首工


 

 

  • 所在地 :栃木県大田原市福原
  • 河川名 :那珂川水系箒川
  • 堰長  :225.20 m
  • 型式  :フローティング重力式
  • 取水量 :4.41 ㎥/s
  • 受益面積:965 ha
  • 管理者 :西の原用水土地改良連合
  • 着工年 :1968年
  • 完成年 :1970年

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頭首工の役割と型式

 頭首工には、河川から必要な水を用水路に取り入れる役割があり、取水堰、ゲート施設、取入れ口、付帯施設などから構成されています。

 取水堰とは、用水を水路に取り入れやすいよう、河川水位を上昇させるための施設です。その取水堰には、フローティング型とフィックスド型があり、西の原頭首工は前者に分類されます。

 フローティング型は、透水性地盤上に築造され、堰の本体が直接岩盤に接着していません。そのため、河床の洗掘などか起こりやすいことから、堰体の安定性の確保が必要とされます。

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西の原頭首工平面図

事業の歴史

事業経過年表
年度 内容
昭和28年度~ 事業計画、現地調査測量
昭和31年度 事業申請
昭和41年度~ 県営西の原用水改良事業着工
昭和43年度 西の原頭首工着手
昭和45年度 西の原頭首工工事完了
昭和47年度 西の原用水、幹線用水、支線用水路全線通水試験
昭和49年度 事業完了
事業関連資料

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頭首工コンクリート打設中

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洪水吐ゲート据付中

 

 

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小川支線用水路(昭和43年施工)

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ヒューム管接合中

(引用:西の原用水改良事業 概要書)

お問い合わせ

塩谷南那須農業振興事務所

〒329-2163 矢板市鹿島町20-22 塩谷庁舎

電話番号:0287-43-1251

ファックス番号:0287-43-4072

Email:shioya_minaminasu-nsj@pref.tochigi.lg.jp

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