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更新日:2018年7月6日

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ユニバーサル農業

ユニバーサル農業の概要

   農業は、食料を供給する役割を担っているほか、子どもの農業体験における教育的効果や、植物、動物、土に触れることで癒される心理的効用、農作業により体力が向上する身体的効用など多彩な効用があります。

   これらの効用を多くの人が実感することが「ユニバーサル農業」であり、農業や農村への理解が深まるよう、各種取組を進めています。

管内におけるユニバーサル農業の事例

トルコギキョウの出荷調整作業

  • 農業側 今泉 孝夫 農業士(足利市)
  • 福祉側 社会福祉法人 ブローニュの森 多機能型事業所あしかが はろーじょぶネクスト(足利市)

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作業の説明

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実際に作業を体験

   栃木県では、農業分野への障害者の就労を促進させるため、平成30(2018)年5月から農業者と障害者福祉施設をつなぐマッチング事業を始動させ、早くも足利市の農業者と障害福祉施設でマッチングが成立し、6月1日から作業を行っています。

   JA足利花き部会でトルコギキョウを栽培している今泉孝夫(農業士)さんと、社会福祉法人ブローニュの森(はろーじょぶネクスト)の間で、収穫最盛期を迎えているトルコギキョウの出荷調整作業の受委託が始まりました。
   出荷調整作業は、収穫後に開花が期待できない小さな蕾や余分な葉を取り除き、出荷規格に合うようにする作業です。

   今泉農業士によると、今回の出荷調整作業は7月初めまでで、その後8月中旬以降からの定植作業や11月からの出荷調整作業など、ほぼ年間を通しての作業があるため、今後も是非一緒にやっていきたいと農福連携に手応えを感じているとのこと。

   また、出荷調整作業を初めて体験した“はろーじょぶネクスト”の生田目さんと小島さんは、「葉っぱに隠れているところを切るなど、はじめは難しかったが、周りの皆さんが丁寧に教えてくれたのでやっていけそう。出荷した花がお店にならぶのが楽しみ。」と活き活きと手を動かしていました。 

   マッチング事業は、とちぎセルプセンター(宇都宮市若草)が農業と福祉の双方の情報を一元的に集約し、農業振興事務所と連携しながら接点の少ない両者の橋渡しを行っています。

 

シクラメンの葉組み作業

  • 農業側 農業生産法人  株式会社あいファーム髙橋(佐野市)
  • 福祉側 社会福祉法人 ブローニュの森(佐野市)

 

施設担当者への作業説明

施設担当者への作業の説明

施設担当者が実際に作業を体験

施設担当者が実際に作業を体験

成果

葉組み作業の他に用土の運搬作業も行い、就労に向けた訓練としても十分な効果がありました。

農家の声

とても丁寧に仕事をしてくれて助かりました。引き続き作業をお願いしたいと思います。

 

たまねぎとかき菜の定植、なす畑の資材撤去作業

  • 農業側 しみずふぁーむ(佐野市)
  • 福祉側 合同会社風の丘福祉工房 就労支援センター風の丘(佐野市)

 

鍬の使い方指導

鍬の使い方指導

なす畑の資材撤去

なす畑の資材撤去作業

成果

作業者の多くが農家の熱意のある人柄から「社会人として自立に必要な基本的なことを学ぶことができた」と話しています。

農家の声

鍬を使うのが初めてだった人は慣れるまで時間を要しましたが、慣れれば十分戦力になり、大変助かりました。

その他の取り組み

関連リンク

 

 

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