重要なお知らせ
更新日:2026年3月30日
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「栃木県教育振興基本計画2025」に基づき、人権教育室では、指導者の人権意識の高揚と指導力向上を図るために各種研修・会議等を開催しています。令和7(2025)年度の主な研修・会議等について紹介いたします。
今年度の本連絡会議の開催は栃木県で、県庁舎昭和館で行いました。茨城県・群馬県・千葉県と本県の人権教育行政担当者が集まり、各県の学校教育及び社会教育における教育行政の現状と課題について報告及び協議を行いました。
多様性について理解を深めるとともに、児童生徒一人一人を大切にした支援や相談体制の充実を図ることを目的に、県内学校の教職員を対象として開催しました。研修は2部で構成し、第1部では、「性の多様性を認めう児童生徒の育成~倉敷市の取り組み~」と題し、岡山県倉敷市教育委員会人権教育室長 兼 日本GI(性別不合)学会教育系コーディネーター 松尾 真治 氏から倉敷市教育委員会の取組等についてオンラインにて御説明をいただきました。第2部では、那須塩原市立黒磯中学校 藤田 綾子 教諭より、中学校における実践事例を発表していただきました。
【藤田教諭の実践発表】

県内の学校で今年度はじめて人権教育主任に任命された教員を対象に、「新任人権教育主任研修会」を開催しました。小学校109名、中学校37名、高等学校11名、特別支援学校4名の計161名の新任人権教育主任と行政職員2名が参加し、計画的な人権教育の推進や人権教育の指導内容及び方法の改善・充実等に向けて、人権教育の指導方法や主任としての役割などについて理解を深めることができました。研修会の詳細については、次のとおりです。
研修
説明 「本県が推進する人権教育について」
講話
演題 「学校教育の基盤としての人権教育と特別活動ー栃木県の教育の未来のためにー」
講師 東京学芸大学 教授 林 尚示 氏
協議
内容 「教職員の人権意識を高めよう~人権教育の推進に向けて~」
【林教授による講話】

【協議の様子】

「性暴力について考える研修会」は生活文化スポーツ部人権男女共同参画課との共催、「デートDVを考える研修会」はとちぎ男女共同参画センター(パルティ)との共催事業としてオンラインで開催しました。研修会の内容については、次のとおりです。
【性暴力について考える研修会】
講話1
演題 「児童虐待・子どもの犯罪被害における初期聴取について」
講師 栃木県警察本部生活安全部人身安全少年課 課長補佐 癸生川 幸子 氏
講話2
演題 「性被害を受けた子どもたちの心のケアと支援」
講師 追手門学院大学心理学部心理学科 教授 櫻井 鼓 氏
【デートDVを考える研修会】
講話
演題 SNS 時代のデートDV ~知ることで予防できること、支援できること~
講師 特定非営利活動法人DV 対策センター・女性と子どもの居場所ラフェリーチェ代表理事 穂志乃 愛莉 氏
こどもの人権を取り巻く諸課題について理解を深め、こどもの権利に則った支援や連携の在り方について考えることを目的にオンラインで開催しました。幼稚園、保育所及び認定こども園428名、小学校40名、中学校17名、高等学校7名、特別支援学校7名、行政27名、計526名が参加し、児童虐待をはじめこどもの人権を取り巻く諸課題について理解を深め、こどもの人権に即した支援や連携の在り方について考えることができました。研修の内容については、次のとおりです。
研修
説明 子どもの権利を取り巻く諸課題への理解と対応について
講話
演題 「子どもの脳を傷つけない子育て―マルトリートメントによる脳への影響と回復へのアプローチ―」
講師 福井大学子どものこころの発達研究センター教授 友田 明美 氏
インタビューフォーラム
回答者
県南児童相談所 石濱 啓貴 係長・県立盲学校 田﨑 あゆみ 養護教諭・認定こども園氏家幼稚園 中山 早苗 園長
参加体験型の手法を中心に、より実践的な知識・技能を習得することを目的に人権教育行政担当者等を対象に開催しました。講師に国立女性教育会館 学習アドバイザー 島田 悦子 氏をお招きし、「ジェンダー平等とアンコンシャス・バイアス」をテーマに、最新の情報や各国との比較を示した資料を分かりやすく説明し、班別協議では、アンコンシャス・バイアスが地域に与える影響について協議しました。
【島田氏による講話】

【班別協議の様子】

人権に関する作品コンクールでは、本県の人権教育を推進するための重要な事業です。作文の部は、小学6年生、高校生及び保護者を対象に、イラストの部は、中学生及び高校生を対象に募集しました。今年度の応募総数は、作文が1,370点、イラストが528点でした。
県公館を会場に、栃木県教育委員会中村千浩教育長から最優秀賞を受賞した19名への賞状及び副賞の授与を行い、その後、代表者による作文朗読やイラストの主旨発表を行いました。作文・イラストの入賞作品は、「人権に関する文集『あすへのびる』第45集」 に掲載し、2月下旬を目途に学校等へ配布しました。
【イラスト作成の趣旨発表】

【最優秀受賞者集合写真】

人権教育研究指定校事業(那須町立高久小学校)【令和7(2025)年度】
昨年度に引き続き、那須町立高久小学校において、那須町教育委員会と連携・協力を図りながら、人権教育の推進に関する実践的な研究が進められました。研究テーマは、「自分も相手も大切にする児童の育成~互いに認め合い、高め合える人権関係づくり・授業づくりを通して~」です。
外部講師を招聘して教職員研修を行ったり、外国の文化や考え方を学ぶことを目的としたALTとの交流会を実施したりしながら、人権教育の推進を図りました。教職員の人権意識の高揚、児童の自尊感情の高まり、そして授業で実践する人権教育の推進(直接的指導・間接的指導)などの成果が得られました。



県立矢板東高等学校附属中学校の取組【令和6(2024)年度~令和7(2025)年度】
学校教育における人権教育の改善・充実を図るため、県立矢板東高等学校附属中学校を令和6(2024)年度・令和7(2025)年度の2年間、研究学校に指定しました。「多様性を受け入れ、よりよい社会参加を目指す人権教育」をテーマに、人権教育の実践的研究を行いました。
人権教育講演及び人権擁護委員による講話を開催したことにより、人権や様々な人権課題についての理解が深まり、生徒が様々な人権課題を自分事として捉えることにつながりました。また、自主的・実践的に活動する特別活動の特性を生かし、様々な人権課題に関する掲示物やポスターを作成するなどの活動(人権のビンなど)をとおして、人権課題に対する意識の高まりが感じられました。「人権のビン」は、友達の良いところをハートの紙に書いて、ビン絵の枠内に掲示しました。
【人権のビン】

県立高根沢高等学校の取組【令和7(2025)年度】
研究のテーマを「自己を見つめ、多様性を受け入れる心の育成」とし、今年度から指定校事業として人権教育の推進について研究を進めています。
教職員に向けた人権に関する研修を実施したことにより、人権教育に対する理解が深まり、全校を上げた取組に広がりました。公開授業(国語、地歴公民、数学、理科、音楽)では、人権教育の授業実践を教科横断的に実施しました。次の写真は、地歴公民の授業で、第一次世界大戦後のヨーロッパにおいて、人権に関係のある出来事をピックアップし、それが今日の社会にどのような影響を与えたのかを考える学習を行いました。
【授業の様子】

今年度、人権教育室職員が実施した支援訪問一覧です。たくさんの学校や部会等に、訪問させていただきました。ありがとうございました。
令和7(2025)年度人権教育推進のための支援訪問(人権教育室担当者訪問)一覧
| 実施日 | 学校・部会等名 | テーマ・内容等 | 研修方法等 | |
| 1 | 4月24日 | 希望保育園 | 一人一人を大切にする教育 | 講話・演習 |
| 2 | 5月21日 | 県立宇都宮東高等学校 | 学校における人権意識を高める手法・取り組みについて | 演習 |
| 3 | 6月18日 | 那須町立高久小学校 | 算数科「分数のかけ算」「分数のわり算」 | 研究授業 |
| 4 | 6月27日 | 県立足利特別支援学校 | 人権意識の高揚と実態を踏まえた児童生徒との関わり | 講話・演習 |
| 5 | 7月12日 | 県子ども会連合会 | 人権が尊重される社会づくり | 講話・演習 |
| 6 | 7月23日 |
真岡市立真岡小学校 |
人権教育推進の核となる直接的指導 | 講話・演習 |
| 7 | 7月24日 | 県立宇都宮青葉高等学園 | 多様性を尊重した学習環境づくりに向けて | 講話・演習 |
| 8 | 7月25日 | 県立益子特別支援学校 | 学校教育における人権教育の推進 ~子どもの視点から考える~ |
講話・演習 |
| 9 | 7月29日 | 佐野市小学校教育研究会 | 一人一人を大切にする人権教育の推進 | 講話・演習 |
| 10 | 7月29日 | 県立南那須特別支援学校 | 人権教育の現状と授業実践について | 講話・演習 |
| 11 | 8月5日 | 県立のざわ特別支援学校 | 教職員の人権意識の高揚 | 講話・演習 |
| 12 | 8月21日 | 県立岡本特別支援学校 | インターネットによる人権侵害について | 講話・演習 |
| 13 | 8月27日 | 県立国分寺特別支援学校 | 教育現場における人権 ~教職員の人権意識を高める~ |
講話・演習 |
| 14 | 8月28日 | 県立今市特別支援学校 | インターネットに関わる人権問題について | 講話・演習 |
| 15 | 8月28日 | 県立富屋特別支援学校 鹿沼分校 |
教職員の人権意識を高めるために ~子どもの人権の視点から~ |
講話・演習 |
| 16 | 8月29日 | 県立栃木特別支援学校 | 学校教育における人権教育の推進 ~多文化共生社会の実現に向けて~ |
講話・演習 |
| 17 | 9月3日 | 真岡市立真岡中学校 | 人権教育推進の核となる直接的指導 | 講話・演習 |
| 18 | 9月17日 | 那須町立高久小学校 | NAiSUタイム「人間関係プログラム」 | 研究授業 |
| 19 | 9月17日 | 県立小山南高等学校 | 人権教育の推進と人権意識の高揚 | 講話・演習 |
| 20 | 10月6日 | 県立高根沢高等学校 | 人権教育の推進 ~三指導の理解を中心に~ |
講話・演習 |
| 21 | 10月8日 | 白鷗大学足利高等学校 | 外国人の人権 | 講話・演習 |
| 22 | 10月28日 | 県立宇都宮高等学校 通信制 |
多様性の視点から考える学校の人権教育 | 講話・演習 |
| 23 | 11月4日 | 県立高根沢高等学校 | 育てたい資質・能力の設定 | 講話・演習 |
| 24 | 11月12日 | 県立矢板東高等学校 附属中学校 |
教職員の人権意識のさらなる高揚のために | 講話・演習 |
| 25 | 11月14日 | 小山市立小山城北小学校 | 社会科 | 研究授業 |
| 26 | 11月25日 | 河内教育事務所 | 直接的指導を充実させるためのよりよい支援に向けて | 講話・演習 |
| 27 | 11月26日 | 希望保育園 | 性の多様性(生命の安全教育) | 講話・演習 |
| 28 | 11月27日 | 佐野市人権教育主任会議 | 人権教育に関わる法律等について | 講話・演習 |
| 29 | 12月19日 | シーデーピージャパン(株) ※県政出前授業として |
「相手を大切にする関わり」を考えてみましょう | 講話・演習 |
| 30 | 1月21日 | 那須町立高久小学校 | 道徳科 | 研究授業 |
| 31 | 2月14日 |
栃木市青少年育成市民会議 |
人権が尊重される社会づくり | 講話・演習 |
令和7(2025)年度人権教育推進のための支援訪問(外部講師派遣による講話等)一覧
| 実施日 | 学校名 | テーマ・内容等 | 研修形式 | |
| 1 | 10月7日 | 私立白鷗大学足利高等学校 | インターネット | 講話 |
| 2 | 11月4日 | 県立足利清風高等学校 | ヤングケアラー | 講話 |
| 3 | 12月1日 | 県立矢板高等学校 | 共生社会 | 講話 |
| 4 | 12月22日 | 県立小山城南高等学校 | 部落差別(同和問題) | 講話 |
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