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更新日:2025年11月10日
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日時:令和7(2025)年10月24日(金曜日)
会場:塩谷庁舎4階401会議室
インクルーシブ教育エリアコーディネーターより、インクルーシブ教育の理念「誰かが違うのではなく、誰もが違う」を基に、すべての児童生徒一人一人を大切にする「通常の学級における特別支援教育」の推進について説明しました。併せて、県内および管内における支援情報の引継ぎ状況を共有しました。
特に、「児童生徒や保護者から引継ぎの同意が得られない場合」や「在籍校が引継ぎ不要と判断した場合」などの課題に対しては、以下のような視点を提示しました。
・個別の教育支援計画が「こうすればうまくできる」という実践の積み重ねになっているか
・次の学校段階での環境の変化を十分に想定できているか
これらの視点を通じて、より児童生徒に合った支援の継続を目指す重要性を確認しました。
特別支援教育課指導主事より、高等学校における「通級による指導」の現状について説明しました。通級による指導は補習ではなく、年間7単位を超えない範囲で卒業認定単位に含めることが可能であることを紹介しました。
また、合理的配慮の提供には本人の意思表明が必要であることから、「個別の教育支援計画」の作成・活用においては、保護者主体から本人主体への段階的な移行が重要であることを確認しました。
グループ協議では、以下のテーマについて情報交換を行いました。
・現在行っている引継ぎや合理的配慮の実践事例
・今後の支援引継ぎの在り方
・中学校から高等学校への引継ぎに関する課題や要望
参加者からは、「高校の取組を知ることで、中学校卒業までに必要な指導を見直すきっかけになった」「中学校が伝えたい情報と高校が求める情報のすり合わせが、より良い引継ぎにつながる」といった意見が寄せられました。
特別支援教育課指導主事より、今回実施した中高連絡協議会等の場を活用し、支援情報を引き継ぐことの重要性が強調されました。

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