子育て世代(保護者)を対象としたリスクコミュニケーションを開催しました
令和3(2021)年度のテーマは「食中毒予防のための加熱調理と正しい手洗い方法について」でした。
- 近年、加熱不十分な鶏肉を原因とするカンピロバクター食中毒が多発しています。
- 東京都の大学生を対象とした調査において、保護者(親)の影響により鶏肉の生食を始めているとの報告【*1】があります。【*1】平成30年度第1回東京都食品安全情報評価委員会資料
- 更に、保護者(親)の意識が子どもの意識にも大きく影響しているとの報告が民間の調査会社が実施した食品の安全性に関する調査【*2】で示されています。【*2】(内閣府食品安全委員会事務局)平成20年度食品安全確保総合調査報告書「食品の安全性の啓発に関する調査」
- このように保護者(親)と子どもの間の意識における相関が明らかにみられることから、リスクコミュニケーションによる保護者(親)の行動・意識変容が、子どもの将来の行動に影響を与えることが考えられます。
- これらのことにより正しい手洗いの実践や食品を十分に加熱することなどは、ノロウイルスや細菌性食中毒の予防に重要であることから、子育て中の保護者(親)に対して食中毒と手洗いに関するリスクコミュニケーションを開催することとしました。
開催日時:
令和4(2022)年3月3日(木曜日)13時30分から15時30分
講演(報告)内容:
(1)「食中毒予防のための加熱調理について」
栃木県保健福祉部生活衛生課食品安全推進班職員
(2)「とちぎHACCPについて」
栃木県保健福祉部生活衛生課食品安全推進班職員
⑶「手洗いについて」
(公社)日本食品衛生協会認定手洗いマイスター
⑷「意見交換会」
- 場所:宇都宮市河内生涯学習センター(栃木県宇都宮市中岡本3221番地4)
- 主催:栃木県
- 参加人数:5名
結果概要
手洗いマイスターから実習を交えた正しい手洗いについて分かりやすい説明がありました。また、県庁生活衛生課職員から「食中毒予防のための加熱調理について」の講話がありました。続く「意見交換会」では参加者、行政、業界間で活発な意見交換がありました。
講話(報告)
県生活衛生課職員による「食中毒予防のための加熱調理について」では、食中毒は十分に加熱調理することで防ぐことができることを説明しました。
講話資料(PDF:3,363KB)
講話の中で説明しているアンケート結果の詳細はこちらから参照ください。
講話内容は、こちらのYouTubeを御覧ください。(外部サイトへリンク)