令和5(2023)年度子育て世代(保護者)を対象としたリスクコミュニケーションを開催しました
令和5(2023)年度のテーマは「食品添加物の役割とその安全性」でした。
- 栃木県では、県民の皆様に食に関する正しい知識を啓発する機会として、毎年「子育て世代(保護者)を対象としたリスクコミュニケーション」を開催しています。
- 令和6(2024)年1月に実施した「子育て中の保護者を対象とした「食品添加物」に関するアンケート」(以下「事前アンケート」という。)では、食品添加物に不安があるとの回答が多い結果となりました。
- そこで県では、子育て世代(保護者)が持つ食品添加物に対する不安を軽減させることを目的として「食品添加物の役割とその安全性」をテーマとしました。
開催日時:
令和6(2024)年3月14日(木曜日)13時30分から15時30分
会場:
栃木県庁 本館6階大会議室1
講演(報告)内容:
(1)「栃木県における食品の安全性確保に関する取組について」(講演資料(PDF:1,251KB))
栃木県保健福祉部生活衛生課 食品安全推進班職員
(2)「食品添加物の役割とその安全性」
一般社団法人日本食品添加物協会 常務理事 川岸 昇一 氏
(3)「意見交換会」
結果概要
生活衛生課職員から行政の取組について20分間説明後、一般社団法人日本食品添加物協会 常務理事 川岸 様に60分間講演いただきました。続く「意見交換会」では参加者、行政、業界間で活発な意見交換がありました。
講話(報告)
- 生活衛生課職員による「栃木県における食品の安全性確保に関する取組について」では、事前アンケート結果、行政の取組み、近年の食中毒の発生状況について説明しました。
- 川岸様による講演では、一般社団法人日本食品添加物協会の紹介や食品添加物の概要(歴史、規制状況、役割、食品表示制度など)を御講演いただきました。講演の終盤には、近年の食品添加物に関する話題(無添加表示、アスパルテームなど)について分かりやすく御説明いただきました。
- 講演終了後の「意見交換会」では参加者、行政、業界間で活発な意見交換がありました。
参加者の声
当日ご参加いただいた方には、リスクコミュニケーション終了後、アンケートに御協力いただきました。アンケートで御回答いただいた御意見や御感想等について一部を御紹介します。(以下、アンケート回答原文より)
- とても勉強になったと同時に、安心して買い物や子どもとの食事を楽しもうと思いました。
- 食品添加物に対する考え方を改めることができました。あまり気にしない私は「何でも大丈夫そう」と安心して買い物ができると思いました。
- 日本の制度管理体制などについて学ぶことができました。
- 食品表示だけを鵜呑みにして判断することは適切でないことが学びでした。