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更新日:2022年5月1日

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感染性胃腸炎に注意しましょう

感染性胃腸炎とは

 感染性胃腸炎は、様々なウイルスや細菌の感染によって引き起こされる感染症です。

1 代表的な病因物質 :ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルスなど
2 主な感染経路:
 (1)経口感染:ウイルスに汚染された食品を食べる
 (2)飛沫感染:患者のおう吐物や下痢便を処理する際にウイルスを吸い込む
 (3)接触感染:ドアノブやおむつ交換などウイルスが付着した物や体との接触による感染
 (4)塵埃(じんあい)感染:おう吐物や下痢便の処理後に残ったわずかなウイルスが塵などに付着して舞い上がり、吸い込む
3 流行の時期 :一年を通じて発生があり、特に冬季に流行する傾向が見られます。
4 経過と症状 :潜伏期は通常1~2日です。主な症状として、激しい吐き気やおう吐、腹痛、水様性の下痢、発熱などが見られます。一般に症状は2~3日で軽快しますが、乳幼児や高齢者などでは重症化し、脱水症状などを引き起こす場合もあります。また、下痢等の症状消失後もウイルスの排出が1週間程度続くと言われていま
す。
5 治療 :水分補給などの対症療法が中心となります。

予防対策

1 ふだんから十分な手洗いをしましょう。
2 トイレの後、おむつ交換やトイレ介助の後、調理・配膳・食事の前には、必ず手洗いをしましょう。
3 手洗いは、爪を短く切り、指輪等をはずして、石けんを十分泡立て、手のひらだけでなく手の甲や手首までしっかり洗浄しましょう。
4 ノロウイルスは、食品の中心温度85~90℃以上で90秒以上の加熱をすることにより感染力がなくなります。特に、加熱調理用の生の貝類は十分に加熱しましょう。
5 おう吐物などの処理は、使い捨てのマスク・手袋・エプロンを着用し、雑巾などでしっかりとふき取り、ビニール袋に入れて密封し捨てましょう。その後、おう吐物などがあった場所を次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で消毒し、十分に換気しましょう。
6 下痢や嘔吐等の症状がある時は、調理や食品を直接取り扱う作業を避け、早めに医療機関を受診しましょう。

 社会福祉施設等における感染性胃腸炎の発生・まん延防止のために(施設長のみなさまへ)

 集団で生活又は利用する施設において感染性胃腸炎が発生した際には、利用者の間で感染が拡がり、集団発生してしまうことが危惧されます。特に抵抗力の弱い高齢者等が感染すると重症化するおそれがありますので注意が必要です。
 日頃から、利用者の健康管理はもちろん、ふん便やおう吐物等を処理する際は、衛生管理(適切な方法による汚物の処理、汚染した場所等の消毒、手洗い)を十分に行ってくださいますようお願いいたします。
 また、次のア、イ又はウの場合は、市町等の社会福祉施設等主管部局に速やかに発症者の人数、症状、対応状況等を報告し、併せて施設所在地を管轄する保健所に報告し、指示を求めてくださいますようお願いいたします。

ア 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が1週間に2名以上発生した場合
イ 同一の感染症若しくは食中毒の患者又はそれらが疑われる者が10名以上又は全利用者の半数以上発生した場合
ウ ア及びイに該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合

【保健所連絡先】

所属名

管轄市町

連絡先

県西保健所 健康対策課 鹿沼市、日光市 0289-62-6225
県東保健所 健康対策課 真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町 0285ー82-3323
県南保健所 健康対策課 栃木市、小山市、下野市、上三川町、壬生町、野木町 0285-22-1219
県北保健所 健康対策課 大田原市、矢板市、那須塩原市、さくら市、那須烏山市
塩谷町、高根沢町、那須町、那珂川町

0287-22-2679

安足保健所 健康対策課 足利市、佐野市 0284-41-5895
宇都宮市保健所 保健予防課 宇都宮市 028-626-1114

 


栃木県内の感染症発生状況は、栃木県感染症情報センターホームページをご覧ください。

全国の感染症発生状況は、国立感染症研究所ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。 

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お問い合わせ

感染症対策課 感染症対策担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎北別館3階

電話番号:028-623-2834

ファックス番号:028-623-3759

Email:kantai@pref.tochigi.lg.jp

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