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更新日:2014年7月9日
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このたび、いちご研究所では新品種「栃木i27号」を開発し、平成23年11月15日に品種登録出願しました。「とちおとめ」を出願した平成6年から本品種出願までの17年間、約12万5千株の中から、果実の大きさや食味の良さ、流通適性にあった果実の硬さ、耐病性などの観点で選抜した選りすぐりの系統です。
栃木i27号の主な特徴は次のとおりです。
今後、この品種の大玉で外観に優れる特徴を活かし、高級果実としての贈答向けや海外への輸出など新たな需要開拓を期待しています。なお、今後2年間は栽培技術の確立と実証及び苗の増殖を行い、一般栽培は平成26年からとなる予定です。
平成23年11月28日に当研究所を会場にいちご研究セミナーを開催しました。当日は農業環境指導センターからアザミウマ類の対策について、農業試験場から遺伝子を用いた品種識別や加工用いちごの取組みなど、いちごに関する研究内容を紹介するとともに、新品種「栃木i27号」の開発状況を報告しました。その後、圃場検討を含め約200名の出席者で意見交換を行いました。
平成23年11月24日~25日に栃木県内で日本農作業学会秋季大会が開催されました。初日は当いちご研究所を会場に、試験研究の紹介やいちご生産の現状及び施設見学を実施し、翌日は宇都宮大学を会場にいちご摘みロボットやいちごのトレーサビリティシステムの開発状況等について実演と発表が行われました。
お問い合わせ
農業総合研究センターいちご研究所
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