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更新日:2022年10月21日
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~限りある資源を有効に利用する~
代表者名 | 代表取締役社長 木村 仁一 |
企業所在地 | さくら市下河戸544-8 |
連絡先 | 028-686-3455 |
これまでの |
2021年 障害者雇用優良事業所表彰 (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞 |
お話 | 機材管理部 部長 北村 雅紀 さん 業務課 田代 伸一 さん |
企業概要 | 設立:1990年 従業員数:77名 (うち女性9名) (2021年11月現在) |
A. 現在、障害者5名を雇用しており、レンタル資材の検収、整備、管理に関する業務を行ってもらっています。作業は2人1組で行っており、声を出しての確認作業を行うことでミスを防いでいます。ミスが少なくなることで自分の仕事に自信が持てるようになり、仕事へのモチベーションが上がっていると感じています。また、日頃から社内のコミュニケーションを重視しており、気持ちよく勤めることができるような雰囲気作りに力を入れています。障害の有無に関わらず、自分から話すことが苦手な社員に対しては、こちらから適度に話しかけ、相手が笑顔になるようなコミュニケーションを心掛けてきました。そういった取組を続けていくことで、社員の孤立を防いでおり、全員が笑顔で出社できるような環境を整えています。
障害者5名のうち4名は10年以上勤めており、1名は3年勤めています。雇用した障害者の方は、途中で退職することなく全員が現在まで勤めており、定着率がとても高くなっています。
A. 労働局から障害者雇用についての説明を受けたことで、まずは研修から受け入れてみようということになりました。社内からも受入れについては反対意見等はなく、「やってみよう」という雰囲気でした。もともと会社全体が、何でも挑戦してみようという明るい雰囲気であるため、新しい取組がしやすい環境であったことも、スムーズに受け入れできた理由の一つであると感じています。その時に研修に来てくれた3名は、現在も当社の社員として活躍中です。
A.もともと社内のコミュニケーションには力を入れてきましたが、障害のある社員を含め、さらに社員同士が積極的に声をかけ合うようになり、社員のストレスが減っていると感じています。社員同士のコミュニケーションが活発であれば、仕事に対する不安や疑問も早期に解決することが出来るため、業務習得が早くなるというメリットもあります。また、さまざまな個性を持つ人との関わりを通して、社員の視野が広がるとともに、ひとり一人の個性を理解し、尊重できるようになったと感じています。
A.障害をお持ちの方は、非常に真面目であるために無理をしてしまうことがあるので、それぞれの体調管理については特に気をつけています。朝礼中や作業中に声を掛け、顔色や行動を確認するようにしています。また、作業配置を考慮し、常に孤立しないよう心掛けています。
円滑なコミュニケーションを重視していますが、時には障害のある社員の方にも業務上の注意をしなくてはならない時もあります。しかし、注意の仕方に気をつけないと、その後のコミュニケーションに支障をきたすこともあるため、根気よく丁寧に説明し、よく理解してもらうことで、その後の行動に移してもらうようにしています。社員が笑顔で働けるよう、社内が明るい雰囲気になるよう心掛けていますが、必要に応じてメリハリをつけることも常に意識しています。
A.障害をお持ちの方は、得意分野に関して、誰にも負けないくらいの素晴らしい特性を持っていると感じています。また、非常に真面目であり、一度覚えた仕事に関しては、安心して任せることが出来ます。今後も可能な限り、障害者雇用を継続していきます。また、社員全員が問題や不満を抱えない職場環境を目指していきたいと思います。
さらに、弊社では「限りある資源を有効に利用する」ことを社是としています。資材をメンテナンスし、丁寧に扱うこと、何度も有効活用することの大切さを、社員だけでなく社会にも浸透させていきたいと考えています。
社是である「限りある資源を有効に利用する」という考え方は、物理的にだけでなく、会社で働く人財にも当てはまる言葉だと考えています。いつも優しく、時に厳しく、引き続き社員全員が笑顔で安心し、それぞれが個性を活かしながら活躍できる環境づくりを心掛けていきます。
(取材:宇都宮労政事務所 取材年月日 令和3年(2021)年11月25日、令和4年(2022)年10月一部更新)
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