とちぎ県民だより11月号（VOL.397）〔特集2〕

できるだけ長く、元気で自分らしい生活を送るためには、“フレイル”の予防が大切です。生き生きと暮らすため、毎日の生活を見直し、楽しく予防しましょう!

フレイルとは？

    加齢に伴い心身の活力が低下してきた「健康」と「要介護」の中間の虚弱状態のこと。早めに生活習慣を見直すことで健康な状態に戻ることもできます。

どうしてフレイル予防が必要なの？

    フレイルになると、要介護・要支援になるリスクが高まります。介護保険の認定で、要介護・要支援になる原因の約3割はフレイルなどの身体機能低下に由来するもの。健康な状態で長生きできるよう、早めに予防することが大切です。

いくつ当てはまる？あなたのフレイル危険度チェック

 

   当てはまる項目が多いほど、フレイルの疑いが高まります。

・1 ～ 2つ当てはまったら→ フレイル予備群
・3つ以上当てはまったら→ フレイル

早めの予防が大切です

フレイル予防の「3つの柱」

    予防に大切なのが運動、栄養・口腔、社会参加の「3 つの柱」です。どれか一つが欠けても、衰えが進んでいき、いずれフレイルになることも。できることから改善していきましょう！

運動

    体力を維持して転倒などを防ぎましょう。運動をすることは、食欲や心の健康にも良い影響を与えます。

栄養・口腔

    バランスの良い食事を3食しっかり取りましょう。お口や歯の健康（口腔ケア）にも気を配りましょう。

社会参加

    人とのつながりを持つことは予防に有効です。

例えばこんなことはありませんか?
・誰かと出掛けたいけれど面倒
・耳が遠くなってきて人と話す気が起きない

    運動を頻繁にしていても、人とのつながりが少ないとフレイルになりやすいといったデータも…
買い物や散歩、通院など、外出をして人との会話や交流をしましょう

みんなで楽しくフレイル予防！「ウィズまごダンス」

    体を動かすことが苦手な高齢者でも、ご家族や地域の仲間と一緒に取り組めるよう、県が考案したダンス。上手に踊れなくても大丈夫。みんなで楽しく予防しましょう！

▼YouTubeでのご視聴はこちらから

https://youtu.be/3Qy18fxQGHA?si=zWJiqapI0Dp4s_7o
 

「通いの場」でも活用されています

    「通いの場」(公民館や福祉センターなどを利用した集まり）にDVDを配布しています。詳しくはお住まいの市町の高齢者福祉担当課にお問い合わせください。

踊ってみた方をご紹介♪

• 「とても楽しく踊れました。フレイル予防に役立つと思います。無理なく始められます。」（T・Oさん/ 男性）
• 「祖父が亡くなってふさぎこんでいる祖母を元気づけるため、甥っ子が来るお盆にこの動画を流し、みんなで踊ってみました。祖母も、ひ孫が踊る姿を楽しそうに見て、少し体を動かしていました。」（A・Sさん/ 女性）
• 「孫たちは大喜びで踊っています。特に、レッグ＆ピース（肩と脚の運動）がお気に入りです。」（M・Iさん/ 女性）

▼皆さんの踊っている様子はこちらでもご紹介しています

https://www.pref.tochigi.lg.jp/e03/welfare/koureisha/kaigohoken/withmagodancecampaign.html

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