重要なお知らせ
更新日:2025年7月6日
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7月21日は「海の日」です。海なし県のとちぎは海とどのような関わりがあったのか、県立博物館の学芸員の皆さんに話を聞きました。夏休みの自由研究のテーマにしてみませんか!
約6,500年前(縄文時代前期)の日本は今よりも温暖な気候で海面が高かったため、現在の東京湾が野木町や栃木市近くまで入り込んでいました(縄文海進=じょうもんかいしん)。このことは、縄文人が食べた貝の殻が堆積した、貝塚の存在から分かります。県南で数カ所発見されている貝塚には、淡水と海水が混ざり合う水域に生息するヤマトシジミの殻が大量に含まれていたことからも、当時の集落の近くには海があったことが推測できます。
出典:「木と木の実の考古学~縄文時代の低湿地遺跡と植物の利用~」栃木県立博物館編
県内ではモロ(ネズミザメ)やサガンボ(アブラツノザメ)がスーパーで売られていたり、学校給食で提供されたりする身近な食材。特に県央から県北で食べられていて、昔、茨城県や福島県の沿岸部からヒレなどの部位を除いた身が流通してきたものと考えられます。サメの身は腐りにくいことから、冷蔵・運搬手段の限られていた時代にも内陸部で味わうことができる貴重な海の幸でした。江戸時代の文献にもサメの購入について記録されています。正月のような特別な日に食べるごちそうでもありました。
開催:8月17日(日曜日)午後1時30分~午後2時30分
直接同館へお越しください
500円(小児半額)で、関東自動車バス「宇都宮駅西口」~「中央公園博物館前」間が乗り降り自由。各館観覧料の割引や路線沿線施設での特典付き!
利用期間:乗車日当日限り
販売場所:関東自動車宇都宮駅前定期券センター
詳しくはこちら▼
https://www.pref.tochigi.lg.jp/c10/kouhou/2025_sinaijyousyaken.html
【材料】(4人分)
モロ…4切れ ショウガ…1かけ
〔A〕しょうゆ…大さじ2、みりん…大さじ1、砂糖…大さじ1、酒…100CC、水…100CC
(1)ショウガの半分を薄切り、残り半分を千切りにしておく
(2)〔A〕をあわせて鍋に入れ、煮立たせる
(3)薄切りにしたショウガとモロの切り身を❷の鍋に入れ、中火で10分くらい煮る
(4)器に盛り、千切りにしたショウガを添える
レシピ提供:宇都宮伝統文化連絡協議会
海なし県のとちぎでは、河川や湖沼(こしょう)などで行う漁業が盛んです。主な漁場には那珂川や思川、渡良瀬川、鬼怒川、中禅寺湖などがあり、アユやヤマメ、ウグイ、ヒメマスなどが釣れます。養殖生産量はアユが全国第4位、ニジマスは全国第6位と、いずれもトップクラス※。
※出典:「令和5年漁業・養殖業生産統計」農林水産省
「栃木県水産試験場」ではニジマスを品種改良して大きくておいしい「ヤシオマス」を開発。同試験場で研究している魚は「栃木県なかがわ水遊園」で観察できます。
茨城県鉾田市にある同施設は、普段、海に接することの少ない本県の子どもたちが、海の自然や海に関わる産業・文化などに触れることができる“海の分教場”。年間を通じて、主に県民を対象としたさまざまなイベントを開催しています。
開催:9月6日(土曜日)・7日(日曜日)1泊2日
申込:7月7日(月曜日)~8月3日(日曜日)※
内容:砂浜遊び、創作活動、大洗水族館バックヤードツアー など
開催:9月20日(土曜日)・21日(日曜日)1泊2日
申込:7月21日(月曜日・祝日)~8月18日(月曜日)※
内容:海釣りや塩づくり、磯釣りなど
※応募者多数の場合は抽選
問い合わせ:TEL0291-37-4004
詳しくはこちら▶ https://tochigikaihin.jp/event
お問い合わせ
広報課 広報担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館3階
電話番号:028-623-2192
ファックス番号:028-623-2160