とちぎ県民だより11月号（VOL.397）〔県誕生150年連載コラム〕

-101年前-  渡良瀬遊水地

   渡良瀬遊水地は、栃木・群馬・茨城・埼玉の4県にまたがる日本最大の遊水地で、度重なる氾濫被害や鉱毒被害を軽減するため、大正11(1922)年に建設されました。

   平成2(1990)年に供用開始したハート形の「谷中湖」は、遊水地の建設に伴って廃村した村の名前から名付けられました。首都圏への生活用水を補給する貯水機能を備え、広く生育するヨシ原を活用した水質改善対策も実施されています。

   現在では、コウノトリをはじめとする野鳥が集まる貴重な動植物の生息地となっている他、スポーツやレクリエーションの場として親しまれています。

▲現在の渡良瀬遊水地(画像提供:利根川上流河川事務所)

 

▲生息するコウノトリ(画像提供:利根川上流河川事務所)

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