とちぎ県民だより11月号〔栃木の歴史を学ぼう!栃木県立文書館〕

地域の歴史がわかる文書や記録などを収集・保存している「栃木県立文書館」。昭和61(1986)年10月に開館し、今年で40周年を迎えました。今回は、同館の役割や魅力を紹介します。


古文書(こもんじょ)や、将来貴重な歴史資料(史料)となる県の公文書などを収集・保存・整理しています。大切な歴史の記録を適切に管理し、未来へとつないでいます。現在、古文書約41万点、県の公文書約5万冊を収蔵しています。

昔の人々が書いた手紙や日記のほか、昔の地図や絵図、県が保管する公文書など



古文書や公文書などを収集します


史料を害虫等から守るための処理(くん蒸)を行い、適切に温湿度管理された収蔵庫で保存します

くん蒸室

収蔵庫


文書保存のための処置を行い、内容を調べて目録を作ります


閲覧、展示、各種講座等に活用されます

展示や講座、学校への授業支援などを通して、収蔵する史料からわかる栃木の歴史を県民の皆さんに伝えています。また、閲覧室では、史料を実際に閲覧・撮影することができます(一部、事前許可や閲覧制限あり)。


本物の史料を使い、児童・生徒に地域の歴史を伝えるなど教員と協力して授業を行うほか、教員向けの教材開発ワークショップも開催しています。


「古文書に親しむ会」を開催し、古文書を読み解きながら、栃木の歴史を学ぶ機会を提供しています。

「文書館だより」(左)や調査研究の成果をまとめた「研究紀要」(右)を刊行しています。

「五十里村湖水御検使御立会絵図」 天和3(1683)年 赤羽佐介家文書ロ1
天和(てんな)3(1683)年の大地震で葛老(かつろう)山が崩れ、男鹿(おじか)川がせき止められて湖ができたことを示す絵図。西川村・五十里村(現在の日光市)が水没しました。

収蔵史料の目録の一部をオンラインで検索できます▼
https://www.digitalmuseum.pref.tochigi.lg.jp

上杉謙信や豊臣秀吉、徳川光圀、二宮尊徳、渋沢栄一、田中正造など、日本史上の著名な人物と本県とのつながりを、文書や記録から紹介します。
会期|令和9年10月11日(月曜日・祝日)まで
場所|県庁昭和館3階展示室「近代栃木のすがた」

「豊臣秀吉禁制」 天正(てんしょう)18(1590)年8月 坂入浩一家文書イ1300
小田原合戦後、秀吉の宇都宮滞在期間中に下野国(現在の栃木県)の村に出された文書。秀吉軍の乱暴狼藉・放火などを禁じました。


「昭和の栃木県―文書と写真で見る人々の暮らし―」と、江戸時代の武士が残した文書を紹介する「江戸時代―文書の時代へ―」を開催しています。
会期|令和9年6月中旬まで
場所|県庁南館2階同館展示室


住所|宇都宮市塙田1-1-20県庁南館2階
開館日|平日午前9時~午後5時(祝日、月末、年末年始を除く)
※月1回、日曜日の開館あり
展示情報や休館日の詳細はこちら▼
https://www.pref.tochigi.lg.jp/m58/education/bunka/monjyokan/toppage2.html